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旧日本海軍の潜水艦調査プロジェクトで、「伊58」「呂50」が特定されたと東京大学の浦環名誉教授が発表しました。
調査は、戦後GHQによって処分され、長崎県・五島列島沖に沈む潜水艦24隻を無人潜水機で調べるというもの。8月22日から4日間にわたって行われました。そのうち「No.24」と呼ばれていたものが伊58、「No.19」が呂50と特定。他にも「伊53」「伊36」「伊47」などが特定されました。
No.24は海底に斜めに突き刺さっていた潜水艦。船尾の舵の形や回天台座の位置、艦橋の孔などから伊58と特定。No.19は全長や艦橋構造、高角砲などから呂50と特定されました。
浦教授は今後について、24隻の詳細な画像を撮影して、VRで再現するバーチャルメモリアルの実現を目指すと会見で語っていました。
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船首に菊の紋があり、巨大な錨もあったという。