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コンテンツ配信時の通信量を最大85%削減する技術が開発 データを複数のサーバーで共有し通信を効率化

4K/8K動画やVRなど、大容量コンテンツが増加する時代に向けて。

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 電気通信大学の吉永研究室とIT企業のTISが、インターネットの通信量を大幅に削減する「大容量コンテンツ配信を担う軽量分散協調キャッシュ技術」を共同で開発しました。広域ネットワークにおけるシミュレーション評価では、現行の日本国内の通信量を最大で約85%削減可能とする結果が出ています。


イメージ 新技術の概略図。異なるコンテンツを複数のサーバーで分担して保持し、通信量を削減する

 今後見込まれる4K/8K動画やVR、ゲームといった大容量コンテンツの増加に備えて開発。配信元から受けたデータを、相互に接続された複数のキャッシュサーバーで共有し通信を効率化する仕組みがとられています。動画配信を例にとると、再生頻度の低い動画は各サーバーが分割して持つことで記録容量を節約。人気の動画はサーバーごとに1本丸ごと記録され、ユーザーに一番近いサーバーから配信されます。


キャッシュサーバー コンテンツの人気に応じて記録のしかたを変え、複数のサーバーからスムーズに配信

 シミュレーションでは、キャッシュサーバーを配置しない場合との比較で約85%、従来技術との比較で約60%の通信量の削減が確認されました。内部ネットワークの混雑を緩和する効果も期待されています。同研究は10月3日〜6日開催のCEATEC JAPANに出展されます


シミュレート シミュレーションでの通信量削減効果


(沓澤真二)


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サーバ | 通信 | 8K | CEATEC | 動画配信 | インターネット


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