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人身事故で停車した上信電鉄、車内に「仮設トイレ設置」の神対応 都市部の鉄道でも可能?(2/2 ページ)

人身事故で立ち往生した車両へ「仮設トイレ」が設置。「すごい」「はじめて見た!」と話題に。

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駅間停止時、「簡易トイレ」は設置されるのか

 都市部の通勤電車も、日々さまざまな要因で遅延や運転見合わせが発生します。何らかの理由で車両が駅間で停止した場合、ほかの鉄道会社では「仮設トイレ」が設置されることはあるのでしょうか。東西の大手2社に聞きました。

緊急停車時の仮設トイレ設置、「基本的にはない」

 東京地下鉄(東京メトロ)は「設置されることはない」そうです。

 東京メトロは各駅の間隔が近いことから、万が一駅間で数時間停車する事態が発生したとしても「安全を確保しながら、隣の駅までご案内する」対応となります。

 西日本旅客鉄道(JR西日本)も、「基本的にはない」とのことです。

 もちろんトイレのある車両ならば別であり、車外に出て安全を保てるならば「最寄りの駅まで歩いてもらう」対応となります。また、気分が悪くなってしまった乗客には応急的に搬送するケアも行われます。



 上信電鉄によると、当該車両は高崎行きの上り列車で約60人が乗車。今回の仮設トイレは「橋の上という、乗客が車外へ出るには危険すぎる場所だった」ために、消防の機転によって設置された特別措置でした。また、1時間ほどの停止だったことから、この仮設トイレを利用された方はいませんでした。通常は、「今回のような場所でなければ、降車していただき、バスやタクシーなどの代替手段で高崎へ送り届ける」対応になるそうです。

photo 上信電鉄のWebサイト

 今回は稀なケースで「列車に仮設トイレが常備されているわけではない」のですが、乗客を思う上信電鉄および消防の機転と、この事象を詳細に伝えてくれた@yuuyae233さんの神対応にちょっと感動です。世界遺産の富岡製糸場へ行くにはいくつかの路線や手段がありますが、ぜひ上信電鉄を使って行きたいなと思ってしまいました。

 (画像提供:@yuuyae233さん)


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