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「和風」「洋風」「中華風」 気象用語として使えるのはどれ?
解説
「和風おろしハンバーグ」のように、「和風(わふう)」という言葉は料理などのテイストを表現するときに使われます。しかし、まったく同じ読み方で、風の強さを表すこともできます。
19世紀、イギリスのフランシス・ボーフォートが開発した「ビューフォート風力階級」では風の強さが全13階級に分けられており、弱い順に「平穏(Calm)」「至軽風(Light air)」「軽風(Light breeze)」……と並びます。この5番目に来るのが「和風(Moderate breeze)」。風速は秒速5.5メートル以上、8メートル未満で「砂ぼこりが立ち、紙片が舞い上がる。小枝が動く」程度の強さとされます。
ちなみに、この和風の次に来るのが「疾風(Fresh breeze)」。速く激しい風というイメージが定着していますが、実はまだまだ上があります。「ビューフォート風力階級」で最強とされるのは、秒速32.7メートル以上の風速を持つ「颶風(ぐふう/Hurricane)」。気象庁によれば、海上暴風警報、海上台風警報に相当する水準だそうです。……ていうか、こんな漢字あったんだ。
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