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オンライン医療相談サービス「first call」を運営するメドピアは、ネット検索で自分に合った医療情報にたどり着くのは容易ではないと9割の医師が考えているとするアンケート結果を発表しました。
アンケート調査は同社の医師向けコミュニティサイトに登録する医師530人を対象に行ったもの。テレビ、雑誌、新聞、インターネットのうち、医師からの信頼が最も高い媒体はインターネットという結果が出ましたが、その一方で9割の医師が一般ユーザーがネット検索で正しい情報にたどり着くのは容易ではないと答えています。
また医師の8割が、自分の症状についてはネット検索よりも医師などに直接聞いてほしいと回答。3割がネットの情報で自己診断・処置した患者の対応に困った経験があるとしています。具体的な事例として、「ネットのチェックシートでADHDと自己診断して特定の薬剤を要求」「民間療法を信用して医師の治療を拒否」などが挙げられています。
インターネットでの一般向け医療・健康情報発信について、9割近くの医師が発信しておらず、今後もするつもりはないと回答。その理由として「患者ごとに違いがあるため」「対面以外で正しく伝えるのは難しい」」などを挙げています。
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