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ウォシュレットでおなじみ「ビデ」は、実は意外な意味だった
解説
ウォシュレット(※)に付いている「ビデ」というボタン。これはフランス語で「bidet」と書き、もともと子馬を意味する言葉でした。関連性がまったく感じられませんが、どうしてこうなったのでしょうか?
※ ウォシュレットは温水洗浄便座を指す名称として一般的に使われていますが、正しくはTOTOの商品名
18世紀初頭、フランスで用を足した後などに局部を洗うための設備が生まれました。水をためた細長いタライに脚がついており、馬に乗るときのようにまたがって使うことなどから、ビデという名称に。その後、衛生面などでの改良が施され、現在でも世界的に使用されているそうです。
日本でも大正時代に商品化されましたが、普及には至りませんでした。というのも、ビデは便器の隣に設置するものなのですが、日本の住宅にはそのスペースがなかったのです。また、手を使って局部を水で洗う習慣がなく、必要性を感じなかったのかもしれません。
その代わり、国内で広まったのがウォシュレット。ご存じの通り、便器内のノズルから水を噴射する仕組みになっており、ビデはその機能のひとつとして知られるようになりました。
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