誰かのことを思って、または誰かに思われて食べる幸せの形といえば「ケーキ」。でも、食べることがはばかられるほど美しいケーキも世の中にたくさんあります。ケーキデザイナー、国際インストラクターとして活躍するカナダのSonaさんによるLiMa cakesのケーキもそのひとつ。
LiMa cakesのケーキは、ウェディングやバースデー、卒業記念など、それぞれに合わせたケーキを紙にデザインし、丁寧に色を塗り、ケーキのスポンジはもちろん、そこに飾り付ける花も一つずつ型を抜き、形を作り、色を塗り作られています。ケーキ全体の色なども相まって、まさにお花が咲き乱れるアート作品のようです。
例えばおしゃれなカップルのために作られたウェディングケーキ。ブラックとゴールドという、ケーキとは思えない色とキューブやピラミッド型のパーツが不ぞろいに積み重ねられたようなデザインは、まさにオブジェのよう。なんとライトも仕込まれているそうです。ウェディングケーキといえば、白をベースに赤や色とりどりの色というイメージがあるので、このブラック&ゴールドケーキは、ウェディング会場にあったら、ケーキだとは思わず、つい手を触れてしまいそう。
シルク製のビンテージサリーにインスパイアされてデザインしたというケーキもステキ。3段構成のケーキで、上段と下段はゴールドで絢爛(けんらん)なイメージ。まるでサリーをまとったインドの女性がそこにいるようで、宝石のような装飾も施されています。中段はまさにサリーといった美しく温かみのある紫と深いピンクのような色がなんともいえない雰囲気を醸し出し、大きなお花も映えています。美しいとしかいえない。
InstagramのアカウントLiMa cakes(@lima.cakes)には、3万2000人を超えるフォロワーがおり、芸術的なケーキの公開を楽しみにしている人も多いようです。
デザインはもちろんステキですが、LiMa cakesのケーキは色が本当に美しいですね。いつしかケーキの製作をお願いしてみたいものです。
画像提供:LiMa cakes
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