advertisement
ニュース記事やブログなどの文章を自動で要約してくれるWebサービスをユーザーローカルが公開しています。
「ユーザーローカル自動要約ツール」は、入力された1万文字までの文章から瞬時に特徴語や重要文を抽出。それを3行・5行・10行から選べるダイジェストとしてまとめてくれます。
参考程度に、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を3行のダイジェストにしてみると、
三途の河や針の山の景色が、丁度覗のぞき眼鏡めがねを見るように、はっきりと見えるのでございます。
御釈迦様は地獄の容子を御覧になりながら、このかんだたには蜘蛛を助けた事があるのを御思い出しになりました。
幸い、側を見ますと、極楽の蜘蛛が美しい銀色の糸をかけて居ります。
といった感じで、重要な部分と判断した文章を抜粋。3つの中では「5行ダイジェスト」がほどよくまとまっている印象で、情報を効率的に収集できるかもしれません。なお、ダイジェストボックスの下のボタンからダイジェスト文の「コピー」が可能です。
他にも、本文の重要な部分にマーカーを引いた「マーカー表示」や、ヒートマップによる可視化をした「ヒートマップ表示」、重要な文ほど色が濃くなる「モノクロ強調表示」といった、ハイライト表示でも読むことができます。
ちなみに技術としては、重要単語を多く含み、他の文に類似度が高い文を抽出するアルゴリズム「LexRank」と、整数線形計画法という手法を利用した要約アルゴリズムを採用しているとのことです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- カメラで撮った文献をLINEに送信→テキストデータに変換して返信 論文作成などに役立つ「文字起こし君」
人気ゆえにアクセスが集中しており、正常に動作しないこともあります。 - 日経がAIによる記事執筆をスタート 完全自動で「決算サマリー」生成
ついに「AI記者」が日経デビュー。 - 傑作? 迷作? AIが脚本を書いたSF短編映画が公開
「2001年宇宙の旅」「ゴーストバスターズ」「2012」などをAIに学習させて、SF映画の脚本を書かせる試み。 - 弘前大学と東北電力、方言をAIで標準語に変換するなどの共同研究へ コールセンターでの方言・なまりへの対応に
通話音声の内容を自動要約する技術の実用性を検証します。 - Microsoftの人工知能「Tay」が緊急停止 ネットで人種差別や陰謀論を学んでしまったため
23日に公開され、半日で停止してしまいました。