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幽霊「お友達からはじめませんか」 いわくつきアパートでいつの間にか“同棲生活”を送っていた漫画

一緒にいて楽しいけど、友達止まりかな……。

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 心霊現象が絶えないというワケあり物件に引っ越ししたら、なぜか楽しい(?)同棲生活を送ることになっていたというお話を描いた漫画「心霊現象の絶えないアパート」がTwitterで好評です。

 半年前、主人公の女性は心霊現象が絶えない、いわく付きのアパートに引っ越してきました。テレビが勝手に消えたり、雑誌がめくれたり、電気をつけっぱなしで寝ても朝には消えていたり……。そんな現象が起きていながらも彼女は引っ越しをしませんでした。

小賀ちさと 心霊現象 怪談話
これは確実になにかいますね……

 なぜなら、幽霊がこまめに電気を消してくれるおかげで電気代がとても安上がりになっていたからです。彼女は幽霊を怖がるどころか感謝していました。しかも真夏に外から帰ってくるとすでにエアコンがついていて快適な温度に。思わず「神かよ……!」と感謝の声を上げてしまいました。すると壁からじわりと何かが……。

小賀ちさと 心霊現象 怪談話
帰ってきたら部屋が適温になってるの嬉しすぎる

 「神じゃない」と血文字で壁に書かれた言葉。彼女は「怒らせた……!?」と一瞬ゾッとしましたが、「どっちかっていうと仏(笑)」と茶目っ気たっぷりな返事に、恐怖どころか「(笑)じゃねぇ」とツッコミを入れる事態になりました。あげくの果てに幽霊は「お友達からはじめませんか……」と血文字で結婚前提のおつきあいのようなことを提案してきます。血文字だけどなぜか怖くないな。

小賀ちさと 心霊現象 怪談話
なんかコミュ力高そうな幽霊だな

 「そういえばいつも勝手にめくれる雑誌って……」――幽霊が読んでいたのは彼女が付録目当て買った結婚情報誌。ここから推測できることはただひとつ。「まさか、同棲しているつもりだったの!?」と彼女がズバリと指摘すると、結婚情報誌の上で10円玉がカサカサと動き始め「は」と「い」を指し示したのです。幽霊さん、うなずくにもその答え方はちょっと……「こっくりさんみたいな返答やめろ!」と彼女も怒鳴ります。

小賀ちさと 心霊現象 怪談話
積極的にアピールするタイプの幽霊でしたね

 漫画を読んだ人からは続編を望む声が多く寄せられている他、「私も幽霊と暮らしたい」「ご飯を作って待ってそう」など幽霊との楽しそうな同棲生活を夢見る感想も届いています。電気のつけっぱなしを気遣ってくれる優しい同棲相手と考えると、幽霊との生活も悪くないかも? コミュニケーションは血文字だけど……。

 別のツイートでは、聞きたいことがあるから答えてくれるかな、という彼女の問いに「いいとも!」と幽霊が血文字でノリ良く返答する漫画と、「夏バテと熱中症に気をつけて」という血文字で気遣いを見せる幽霊のイラストが投稿されています。幽霊さん、楽しい同棲生活が送れるとてもステキなパートナーのような気がします。生きていれば。

 作者はTwitternoteで漫画を投稿している小賀ちさと(@oga_chisato)さん。Twitterのモーメント、noteのマガジンにそれぞれ作品がまとめられています。

画像提供:小賀ちさと(@oga_chisato)さん



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