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【マンガ】業務効率化に役立ちそうだったのに…… “アレ”が買えた「現存する日本最古の自販機」

アイデア自体は良かったはずなのですが……。

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 「自動販売機で買えるもの」の定番といえば、缶やペットボトルの飲料。見掛けたことがあるかもしれませんが、ちょっと変わったところだとお菓子やラーメン、野菜、さらに珍しいものを挙げるとカバン、だし汁などを扱っている台もあるのだとか。

 そんな想像以上に“品ぞろえ”が良い自販機、昔はどんなものが売られていたのでしょうか。今回は「現存している日本最古の自販機」の雑学をご紹介します。

解説

 現存する日本最古の自販機といわれているのは、発明家・俵屋高七の手によって明治37(1904)年に誕生した「自働郵便切手葉書売下機」。

 木製の箱のような見た目ながら、内部には金属製の装置が詰まっており、お金を入れるとはがきや切手が出てくる仕掛け。原理的には現在の自販機と同じで、在庫が無くなったときに「うりきれ」と表示したり、硬貨返却を行ったりする機能も備えていたといいます。また、自販機の下部スペースはポストになっており、手紙を書く準備から出すところまでオールインワンで使えるように工夫されていたもよう。

 当時、郵便などの管轄をしていた逓信省は、この自販機を高額で買い上げ。郵便局に設置したら業務が自動化でき、仕事が楽になりそう……なのですが、実用化には至らなかったといいます。先進的過ぎたのか、残念なことに動作の正確性がイマイチだったとか。

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主要参考文献


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