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1年半しか放送されなかった「幻のラジオ体操」が存在する
解説
日本で最初のラジオ体操(旧ラジオ体操)が制定されたのは1928年。「健康体操をラジオ放送する」という海外の生命保険会社の取り組みなどをヒントに、年齢や性別、場所などを問わずに運動できるように、と開発されました。29年に全国放送が始まり、その2年後には「全国ラジオ体操の会」がスタートするなど、国民的な盛り上がりを見せました。
終戦後の1946年、「ラジオを流し、全国で一斉に行うさまが軍国主義的」という理由で旧ラジオ体操は中止。そして、同年に誕生したのが、幻の「新ラジオ体操」です。第1〜第3まで作られたものの、内容がやや難しかったせいで普及せず、わずか約1年4カ月で消えてしまいました。ちなみに、この後1951年に開発されたのが、現在のラジオ体操。
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