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おすしの定番ネタ「マグロ」。日本人にはなじみ深い魚の一種ですが、その中には、高級魚として知られる「クロマグロ(本マグロ)」、スーパーの刺身コーナーによく並んでいる「メバチマグロ」など、さまざまな種類があります。
「カジキマグロ」というのもよく耳にする名前ですが、実際には“カジキマグロというマグロは存在しない”のだとか。一体、どういうことなんです?
解説
「マグロの王様」とも呼ばれるクロマグロは「スズキ目サバ科マグロ属」で、ここにはメバチ、キハダといった魚が属しています。一方、カジキは同じスズキ目なのですが、サバ科ではなく「マカジキ科」「メカジキ科」にあたり、マグロ属ではありません。
カジキの特徴はなんといっても、とがった上あごで、まるで注射針のように長く伸びる種類もあります。また、切り身はやや白っぽい色をしており、マグロと見分けるのは難しくなさそう。それでも、“カジキマグロ”と呼ばれる理由については「食感などがマグロに似ているから」「マグロ漁の際、一緒に獲れるから」などといわれています。
ちなみに、「ツナ」は一般にマグロの総称と理解されていますが、いなば食品によると、ツナ缶にはカツオも使われているのだとか。カツオは「スズキ目サバ科カツオ属」などに属しており、カジキ以上にマグロに近い位置に分類されているそうです。
「NOAA Central Library Historical Fisheries Collection」で公開されている各種「ツナ」の絵。カツオも「Skipjack Tuna」として掲載されています
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