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近年、耳にするようになった「ソシャゲに課金」というフレーズ。何げなく使われていますが、言語表現として見ると少し変わったところがあるのだとか。今回は、「課金」の“近年現れた新しい意味”をご紹介します。
解説
課金は本来「利用料金などの支払いを課す」という意味の言葉で、ソシャゲでいえば「課金する」のは運営側、「課金される」のは利用者側。しかし、近年は「課金し過ぎて、生活費が足りない」のように、利用者が料金を支払うことも「課金する」といわれるようになっています。お金をもらう側から、お金を払う側に主語が入れ替わってしまったというわけです。
似たような変化が起こった言葉として挙げられるのは「募金」。もともとは「寄付金を募って集めること」を指していましたが、寄付金を差し出すことも「募金」といわれるように。こちらの場合では主語が募集する側から、募集される側に入れ替わっています。
どちらの表現も広く使われているため、誤用と断言するのは難しいと思われますが、もしも聞き慣れていない人がいたら、違和感を覚えてしまうかもしれません。
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