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「ラーメン丼」といえば、器のふちに描かれている独特な模様。誰もが一度は、四角形が渦を巻いているようなあのデザインを目にしたことがあるのでは?
しかし、ちょっと気になるのは「あの模様にはどんな名前があるのか」ということ。今回はラーメン丼の雑学をご紹介します。
解説
ラーメン丼のあの模様は、古代中国から伝わる「雷文(らいもん)」などと呼ばれるもので、雷がモチーフになっているとか。かっぱ橋道具街(東京都)にある陶磁器専門店「小松屋」によれば、この雷文を中華料理向けの食器に取り入れたのは、同店の先々代にあたる店主。模様自体の歴史は長いものの、ラーメン丼に使われるようになったのは比較的最近のようです。
雷文には魔除けの意味合いがあるとされていますが、それがラーメン丼にあしらわれているのはなぜなのでしょうか。はっきりしない点も多いものの、どうやらそこまで深い理由があるわけではないらしく、「中国らしさを感じさせるから、使われるようになった」などといわれています。
なお、雷文に近い模様は西洋にも存在し、例えば、ルネサンス期の絵画「アテナイの学堂」には「ギリシア雷文」などと呼ばれる模様が。ちょうどラーメン丼のように、建物のアーチに沿って丸く描かれています。
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