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「あのテストで、これだけ点数が取れれば御の字だ」のように使われる「御の字」。近年、この言葉を本来とは異なる意味で理解している人が多くなっているのだとか。あなたは以下のどちらの意味で使っていますか?
- とてもありがたい
- 一応、納得できる
解説
「御の字」は江戸初期に生まれたとされる表現で、本来は「御という字が付けたくなるほどのもの」という意味合いだとか。
「御手紙(お手紙)」「御連れしましょう(お連れしましょう)」のように、「御」は語の先頭につけて、尊敬、丁寧などを表現するのに使われます。そのため、「御の字」には「極めて満足」「とてもありがたい」といった意味があるそうです。
しかし、文化庁が行った「国語に関する世論調査」(2008年度)によると、「一応、納得できる」というあまりポジティブではないニュアンスで使う人が多くなっているのだとか。
筆者が調べた限りでは、「御の字」は「(厳しい状況下で)せいぜい○○できたら御の字」のような形で用いられることが多いもよう。シチュエーション的にありがたみが感じにくいという点も、この言葉の変化の一因になっているのかもしれません。
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