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大番狂わせが起こり、座布団が土俵上を舞う―― 時折、ニュースなどでも目にする大相撲の不思議な慣習。どうして観客は、座布団を投げるようになったのでしょうか。
解説
江戸時代、相撲の世界には「投げ纏頭(はな)」という文化があり、ひいきの力士が勝つと、土俵に向かって自分の持ち物を投げる観客がいたのだとか。観客は後で力士の控室に行き、ご祝儀と引き換えに投げたものを返してもらっていたそうです。要するに、おひねりのようなものだったわけですね。
投げ込むものはキセルや帽子、羽織、帯……などさまざま。なかには、着てきたものを投げているうちに、丸裸になってしまう人もいたとか。
相撲が競技として洗練されていく過程で、この「土俵に向かって物を投げる」行為は禁止に。しかし、根付いた慣習というのはなかなか消えないものらしく、現在でも座布団投げとして残っているというわけです。
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