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卒業ソングの定番「贈る言葉」(海援隊)の出だしは「暮れなずむ町の 光と影の中」。誰もが一度は耳にしたことのある歌詞ですが、ちょっと気になるのは「なずむ」という表現。あまり使われない言葉ですが、どういう意味があるのでしょうか。
解説
「なずむ」は漢字で「泥む」と書き、「物事がなかなか進まない」という意味が。「暮れなずむ」と使った場合は、「なかなか日が暮れないさま」を表すのだとか。
似た意味を持つ表現としては「暮れかぬる」が挙げられ、これは春の季語とされています。日の短い冬が過ぎて、日が暮れるのが遅くなったように感じられるということなのでしょう。
ちなみに、「贈る言葉」の歌詞は武田鉄矢さんの失恋体験から生まれたもので、本来は卒業ソングではなかった、という話は有名。ただ、「暮れなずむ」の意味などを考慮すると、「春」「別れ」という組み合わせから卒業シーズンを想起させる曲といえるかもしれません。
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