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出版海賊サイト「はるか夢の址」運営していた主犯格に実刑判決

被害は起訴対象となった44著作権者、68点の書籍データに限っても3931万円に上っています。

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 日本最大級の出版海賊サイトとされる「はるか夢の址」を管理・運営していた主犯格の男性3人に、大阪地方裁判所が1月17日、実刑判決を言い渡しました。ACCS(コンピュータソフトウェア著作権協会)が報告しています


ACCSの報告

 同サイトは違法にアップロードされた出版著作物のファイルへのリンクを紹介するリーチサイト(誘導サイト)。3人は複数のアップロード行為者と共謀して同サイトを通じて出版コンテンツを権利者に無断で公開していたとして起訴されていました。男性Aは首謀者、男性Bはサーバーの契約など運営に重要な役割、男性Cは運営にも関与していたと認定され、それぞれ懲役3年6カ月、懲役3年、懲役2年4カ月が言い渡されました。

 同サイトを通じた被害は、起訴対象となった44著作権者、68点の書籍データに限っても3931万円に上っています。

 ACCSは、「今回実刑判決が言い渡されたことは、同種事案へ警鐘を鳴らすものとして重く受け止めており、今後も会員社とともに、悪質な著作権侵害行為に対しては断固たる措置を講じるとともに、著作物の適切な利用のための普及啓発活動を通じて、著作権が尊重される社会の実現に向けて活動を進めてまいります」とコメントしています。

2018年7月3日には「はるか夢の址」を摘発した9府県警察合同捜査本部にACCSから感謝状が贈られている(「大阪府警察、埼玉県警察、千葉県警察、神奈川県警察、新潟県警察、岡山県警察、愛媛県警察、香川県警察、福岡県警察に感謝状を贈呈」から)

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