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出版海賊サイト「はるか夢の址」、運営者および漫画を違法にアップロードした者9人逮捕

ACCSによる1年間の推定被害額は約731億円にも。

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 9府県警察合同捜査本部(※)が10月31日、日本最大級の出版海賊サイトとされる「はるか夢の址」を摘発。同サイトを通じ、漫画作品を権利者に無断で公開していたとして、運営者およびアップロードしていた者ら9人を著作権法違反の疑いで逮捕しました。一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が詳細を伝えています

※大阪府警察、埼玉県警察、千葉県警察、神奈川県警察、新潟県警察、岡山県警察、香川県警察、愛媛県警察、福岡県警察で構成

声明文 ACCSの発表。連携して対応してきたKADOKAWA、講談社、集英社、小学館、スクウェア・エニックス、白泉社の6社による共同声明も公表されています

 同サイトは違法にアップロードされた、出版著作物のファイルへのリンクを紹介するリーチサイト(誘導サイト)。管理者の「紅籍会メンバー」を含めその関与者は相当数にのぼり、日本最大の出版海賊組織と目されています。7月19日には合同捜査本部により関係先の家宅捜索が行われており、今回の逮捕に至りました。今後もその他被疑者の立件に向けて捜査が継続される見込み。

 ACCSの調査によると、同サイトを通じてダウンロードされたと推定したデータをもとに算定した被害額は、直近1年間の漫画に関するものだけで約731億円に上るとのこと。

 同団体は今回の逮捕を大きな進展と受け止めていますが、複数の同種サイトについても把握・確認しているともコメント。今後も会員社とともに、著作権侵害行為に対しては断固たる措置を講じる姿勢を示しています。


著作権


(沓澤真二)


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