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「お祈りメール」といえば、不採用通知を意味する就職活動用語。最後に「ますますのご活躍をお祈りいたします」のような一文がよく書かれていることから、生まれた言葉といわれています。
では、この表現はいつごろから使われているのでしょうか。
解説
ネットニュースや書籍を調べると、2010年前後には「お祈りメール」というフレーズが使われていることが確認できます。しかし、このころにはすでに“就活生のあいだでよく知られている表現”として紹介されています。
2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の過去ログを見ると「お祈りメール」の最古の書き込みは2004年。不採用を意味する「祈られる」は、2002年から使用されていたもよう。2000年代前半はちょうどネット就活が広まった時期にあたり、「不採用通知が紙からメールに変わったタイミングで、『お祈りメール』『祈られる』といった表現が使われるようになった」という説をたてることができそうです。
ちなみに、大手就職情報サイト2社に話を伺ったところ、両者は「不採用通知のテンプレート」を用意しており、どちらもお祈りする文面で終わっているそうです。
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