子どもが好きなのに一度も子どもに懐かれたことがない男子高校生・鬼崎君が座敷童の女の子に懐かれてしまった――創作漫画「悪い座敷童」がいいねを9万4000件以上集めるほどの人気です。
顔の怖さゆえに子どもに懐かれないという鬼崎君。ある日、見知らぬ女の子が足にしがみついてきて「もしかして懐かれている…?」という奇跡のようなシチュエーションに遭遇します。あとなぜか大量に鳥の糞が落ちてくるというオマケ付き。
鬼崎君が女の子にとりあえず話しかけると「見えるんですか!」と女の子。「しまった…! 透明人間さんごっこか…!」と女の子のごっこ遊びだと思い、それを察してあげられなかった自分に「俺としたことが何という不覚…」と唇を噛んで悔しがります。鬼崎君、コワモテとやさしさのギャップがすてきです。すると女の子は元気よく自分は座敷童だと名乗ります。
座敷童は本来幸運を呼ぶ存在ですが、女の子は、自分は悪い座敷童なので不運を呼ぶのだと説明します。それを聞きながら「だから鳥のフンがこんなに」と納得する鬼崎君。
女の子は続けざまに自分の危険さを強調。今のうちに突き放さないと懐いてしまうかもしれないと忠告しますが。それを聞いていたはずの鬼崎君は、「そうか じゃあ帰ったらかくれんぼするか?」と誘います。まさかの申し出に困惑する女の子。
そこで一瞬フラッシュバックする女の子の記憶の中では、火事の現場で「ごめんなさい 私のせいで」と泣きながら謝る女の子の姿が。彼女には過去に悲しい経験があり、それゆえに「自分を悪い座敷童だ」と思ってしまっているのかもしれません。
今は鳥のフンで済んでいますが、これからどんどん悪化して「命にかかわるかもしれないんですよ!」と、鬼崎君を制止しようとする女の子。そんな彼女に鬼崎君は「わかった 死なないように気をつける」と、いつもの怖い顔でまっすぐ伝えるのでした。
いつもは子どもを怖がらせてしまう鬼崎君の顔ですが、そのまっすぐな態度に女の子の心もほぐされたようです。微妙にズレがありながらもお互いを認めていく関係性にほっこり。2人ともかわいいです! さて、今後どうなっていくのでしょう。
この漫画を読んだ読者からは「続きをもらえないと死んじゃう」「2人には幸せになってほしい」など、2人の存在をほほえましく見守りながらも、続きが気になるというコメントが届いています。
作者は、右腹(@sgin001)さん。マンガMeeで「君が死ぬまであと100日」を連載中です。Twitterやpixivでも漫画やイラストを公開しています。
画像提供:右腹(@sgin001)さん
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