ビッグローブ(BIGLOBE)がキャッシュレスについて全国のスマートフォンユーザーに意識調査した結果を公表しています。キャッシュレス決済の利用が進むと予測される一方、現金への関心の高さもうかがえる調査結果が出ています。
クレジットカードやスマホ支払いを含め、キャッシュレス決済を利用しているのは約7割。年齢層が上がるほど利用率が高い傾向にありましたが、これはクレジットカードの保有率が若年層で比較的低いためかもしれません。
利用しているキャッシュレス決済の種類はクレジットカードが約8割、プリペイド型電子マネー(交通系電子マネーなど)が約6割で続き、「iD」などポストペイ型電子マネーと、QRコード・バーコード決済はそれぞれ約18%でした。
キャッシュレス決済で1回に支払うことに抵抗のない上限額は、クレジットカードが平均11.9万円だったのに対し、スマホ決済は平均2.3万円でした。同じキャッシュレスでも、スマホで高額を支払うことにはまだ心理的な壁があるようです。。
一方、キャッシュレス決済を使わない人に理由を聞くと、「使い過ぎてしまいそう」「仕組みをよく知らない」「必要性を感じない」がそれぞれ3割強でした。
面白いのは「現金1万円とキャッシュレスの1万円、どちらがよりお金としての重みを感じるか」という質問への答えです。1万円である以上どちらも価値は変わらないはずですが、「現金の1万円」に重みを感じるという回答が56.7%と過半数で、「どちらも変わらない」(34.2%)を上回っています。
1万円札など紙幣の全面刷新は大きな話題になりました。支払い手段の多様化が進み、今後は現金を介さないやり取りが増えていくと予想されていますが、その一方で、現金への関心や“ありがたみ”を感じる気持ちは根強く残っているようです。
調査はネットを利用しているスマートフォンユーザーで、全国の20~60代の男女1000人を対象に、3月に行われました。
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身も蓋もないような気がしますが、そうなのかも。