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お肉のパックにたまっている「赤い汁」の正体は?

知ってる人には常識?

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 10秒で読めて、会社や学校でちょっと知ったかぶりできる「マンガで雑学」。今回はちょっと意外な「食べ物の豆知識」3つをお届けします。



その1:「お肉のパックにたまっている赤い汁」の正体は?

 スーパーの精肉コーナーで、パック内に汁がたまっているお肉を見たことはありませんか? その赤い色から血液だと考える人もいるようですが、あれは「ドリップ」と呼ばれ、肉汁が流出したもの。

 ドリップが出てしまうと、「一緒に肉の成分が流出する」「パサパサになる」といわれており、おいしさが逃げてしまいます。冷凍肉を自分で調理するときにドリップを出さない方法としては、以下の2つのやり方が有効です(日本食肉消費総合センター)。

  • 冷蔵庫内で時間をかけて自然解凍する(15〜30時間でほぼ生肉の状態に戻る)
  • 半解凍の状態で調理する


その2:永谷園のお茶づけに「あられ」が入っている意外な理由

 永谷園のお茶づけといえば、誰もが一度は食べたことがあるロングセラー商品。具材に小さなあられが使われていますが、なぜ入れるようになったのかご存じですか?

 「お茶づけ海苔」発売当時(1952年)は、アルミ箔もポリエチレンもない時代。製品の湿度管理が難しかったこの頃、「吸湿性の高い調味粉と乾燥性の高い海苔を1つのパッケージに入れることは非常に困難なこと」でした。

 そのため、吸湿性のあるあられを入れることで、パッケージ内の湿気を防ぐという意味合いがあったのだそうです。もちろん、香ばしい風味をプラスするという味の面での役割もあったとのこと。



その3:ピーナッツはナッツではない?

 普段何気なく食べているピーナッツですが、実は「ナッツとは別物」とされることがあります。

 ナッツとは、「かたい殻に覆われた果実や種子を指し、空中に実がなる」のが特徴。ピーナッツには「落花生」という別名がある通り、花が落ちて子房が地面にもぐり、(空中ではなく)土中で実がなるのです。

 アレルギー対処の分野でもピーナッツとナッツは別物として扱われ、分かりやすく区別するためか、カシューナッツなどが「樹木ナッツ」と呼ばれる場合もあります。食べるときに意識することはあまりありませんが、「ピーナッツはナッツっぽいけど、ちょっと違うらしい」ということは覚えていてもいいかもしれません。


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