LINEは5月16日、スマートフォン送金・決済サービス「LINE Pay」で、「祝!令和 全員にあげちゃう300億円祭」を5月20日〜29日の10日間実施すると発表しました。LINE上の友だちに自己負担なく1000円相当を送り合えるという内容です。送られた金額が300億円に達し次第、キャンペーンは終了します。
LINE Payの送金機能を利用し、1000円相当の「LINE Payボーナス」をユーザーの負担なしで友だちに送ることができます。受け取った友だちは、期限内にLINE Payでアカウントを開設し、本人確認の受付を終了すると、1000円相当のLINE Payボーナスを受け取ることができます(既に本人確認済みのユーザーは即時受け取ることができます)。LINE Payボーナスは買い物などの支払いに利用できます。
LINE Payの本人確認には、(1)運転免許証など写真付きの身分証と顔写真をスマホで撮影して送信する「かんたん本人確認」、(2)銀行口座の登録、(3)郵送による本人確認──の3種類から行えます。
期間中、友だちから1000円分を受け取れるのは1回のみ、つまり上限1000円です。複数アカウントなどで受け取ったことが発覚した場合、LINE Payボーナスの取り消しやアカウント停止などのペナルティーが科される可能性があるとのことです。また、1回に送れる友だちは最大500人、1日に送ることができる上限回数は5000回です。
「1000円あげるからLINE Payに登録して本人確認してください」というのがこのキャンペーンの主旨。LINE Payは本人確認しなくても利用できる「LINE Cash」 (前払式支払手段)と、本人確認を必要とする「LINE Money」(資金移動業)の2種類のサービスがあり、キャンペーンで本人確認を促し、残高上限が10万円から100万円に拡大するなどのメリットがある「LINE Money」への移行を進める狙いもありそうです。
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総務省に理由を確認して対応を検討するとのこと。