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はじめから全12話にしておけばいい
杏は唯織との約束を思い出さなかった。
「僕はあなたとの約束を守るために、あなたに会いにきました。22年と128日かかっちゃいましたけど……」(唯織)
22年128日も指折り数えていたのか……。泣ける。対する杏はハッとしたような表情を見せた。遂に思い出した!? いや、思い出さない。
「言い忘れたことがあります。私……絶対に負けませんから! あなたが手出しできないくらい、優秀な放射線科医になってみせます。だから、必ず戻ってきてください! 約束です」
杏との約束を糧に生きてきた唯織。杏に記憶は戻らなかったが、また新たな約束が2人の間で上書きされた。旅立つ唯織の後ろ姿を撮った杏。今度は唯織との約束を覚え、待ち続けるということ。確かに意味のあるやりとりだった。
しかし、回収してない伏線が多過ぎる。頭痛でよろめき、エスカレーターから落下した杏(8話)。あのときの彼女はただ疲労が溜まっていただけ? 病気を抱えているのではない? 杏の頭痛と記憶が戻らない理由に因果関係はない?
「ラジエーションハウス」の2時間スペシャルが本日放送される。それありきで最終回のこの内容だったとしたら、いくら何でもと憤ってしまう。11話に緊迫感がなかった理由はそれか? 手術より読影より横並びのシーンが長かった最終話。間を開けずに特別編を放送するくらいなら、はじめから全12話にしておけばいい。
初回放送直前のレビューで筆者は「変に水増ししてほしくない」と書いた。でも、今回は水増しばかりだった。本日の特別編で、手付かずの伏線が回収されることを望む。
これまでの「ラジエーションハウス」振り返り
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