アニメの影響でアウトドアが趣味になったオタク、カエルDXがいろんなところを巡るコーナーです。今回は『月刊!スピリッツ』(小学館)で連載中の博物館漫画『へんなものみっけ!』の作者・早良朋さんと声優の斉藤朱夏さんの対談を見学してきました。
早良朋×斉藤朱夏 特別対談
『へんなものみっけ!』とは博物館のウラ側をテーマにした漫画。国立科学博物館(以下、科博)での勤務経験がある作者の商業デビュー作でもあります。ねとらぼでは本作を通じた科博取材記事をこれまでに何度か掲載しています。
今回は「ラブライブ!サンシャイン!!」の渡辺曜役などで知られる声優の斉藤朱夏さんが、『へんなものみっけ!』の大ファンということで対談を実施。作品や博物館の魅力などを語ってもらいました。(文/ねとらぼ編集部 高橋)
未来に何かを残したい思った
――作品を知ったきっかけはなんだったんですか?
斉藤朱夏(以下、斉藤): 本屋でいろいろな漫画を探すのが好きなんですが、あるとき店で見かけてタイトルが気になりました。「なになにへんなものみっけ?」って。動物も大好きだったので、1〜3巻をまとめてジャケ買いました。
早良朋(以下、早良): 変なタイトルですよね(笑)。
斉藤: なにをみっけたのかな? となりますね。博物館に行ったことはあっても、ウラ側は全然知らなかったから興味深かったです。博物館って一見地味な印象があったりしますが、実はこんなにも一生懸命に人々が未来に何かを残そうとしている。それを知ったときにすごく心を打たれて、私も未来に何かを残せたらいいなと。自分にもまだまだできることがあるんじゃないかと勇気づけられました。
担当編集・加納(以下、加納): 涙腺がいま緩んでいます……。
斉藤: 早い、早いです(笑)。
――何かタイミングがあったんですか?
斉藤: 仕事柄、いろんな人に夢を与えるのが私のモットーで、そのためにあれこれ考えるんです。この本と出会って、「あ、止まらなくてもいいんだ」「もしわからなくなったら1度戻って違う道に行けばいいんだ」と思いました。人生にとっていい本を見つけたな、と。
――早良先生、どうでしょう。
早良: もう、うれしいです。ありがとうございます。
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