マンション修繕などを手がけるカシワバラ・コーポレーションが実施したマンション生活に関するアンケート調査で、「住んで良かったマンション」の1位は「駅近」だったことが分かりました。反対に、「住んで失敗したマンション」の1位は「防音設備が悪い」という結果でした。
住んで良かったというマンションの特徴として「駅/バス停が近い(公共交通機関までのアクセスが良い)」を挙げた人は52.7%でトップ。2位は「住民のマナーが良い」、3位は「地域の雰囲気が良い」と続きました。
一方、「住んで失敗したマンション」で最も挙がったのは「防音設備が悪い」で31.7%。2位には「住民のマナーが悪い」が入っており、集合住宅ならではの不満と言えそうです。
マンション選びで「何らかの点について妥協をしたことがある」という人は78.5%。その6割以上がマンションに何らかの不満を抱えており、「マンション選びにおける妥協は住んでからの満足度と関連が大きい」とのことです。
住んでから気付いた不満の1位は「収納が少ない」がトップ。子どもと同居している人は50%が収納に不満を抱えていました。続いて「防音設備」「キッチンが狭い」「日当たりが悪い」と、内見の際に気付きにくいポイントが上位に入っており、「検討段階には生活状況を見越したチェックが必要」としています。
「ないと困る設備」のトップ3は「宅配ボックス」「ネット無料」「浴室乾燥機」。宅配ボックスと浴室乾燥機は「憧れのマンション設備」でも上位に入っています。
マンション選びで重視するポイントでは「立地」が72.5%と、「価格」(69.5%)を上回りました。50代では「提供会社の信頼/ブランド」「資産価値が落ちないかどうか」という回答が多く、ブランド人気のトップ3は「プラウド」(野村不動産)、「ザ・パークハウス」(三菱地所レジデンス)、「パークタワー」(三井不動産)でした。
調査は7月19〜23日、現在マンションに住んでいて、かつつ直近3年以内にマンションを購入か賃貸契約した20〜69歳の男女600人にネットで実施しました。
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