ベネッセコーポレーションの幼児の教育・生活支援ブランド「こどもちゃれんじ」は、10月1日から開始される幼児教育・保育の無償化に際し「幼児教育・保育の無償化への保護者の意識調査」アンケートを実施。無償化によって負担が軽減されたお金の用途の1位は「子どもの将来のための貯蓄・保険料」となり、子どもの将来をより充実させたいという保護者の意識がうかがえる結果となりました。
今回の調査の対象は、全国の3〜5歳の幼児を持つ保護者1444人。幼児教育・保育の無償化の導入は保護者の子育て意識にどのように影響するのかを調べたもので、幼児教育・保育の無償化によって負担が軽減されたお金の用途や、幼児期に教育費をかけて期待することを中心にアンケートが行われました。
負担の軽減分の用途については、1位が「子どもの将来のための貯蓄・保険料」(31.0%)、2位が「子どもの教育費など」(29.5%)という結果に。軽減された教育費を、家庭の日常生活費などの他のことに使用するのではなく、さらに子どもの生活や教育などを充実させ、将来の可能性を広げるための資金として使用したいという保護者が半数以上を占める結果となりました。
また、教育費をかけて子どもに期待すること(対象・現在習い事をやっていない子どもの保護者、複数回答可)については、「いろいろなことへの興味関心をもつこと」(47.4%)をはじめ、「目標を決めてがんばる力」(43.2%)や「集中して物事に取り組む力」(43.1%)といった学びに向かう力を身につけることへの期待が高い傾向に。また、「基礎的な体力や運動能力を身につけること」(47.2%)や「身体を動かす楽しさを感じること」(43.5%)といった、身体面での健やかさにも期待の高さが見られました。
1995年から2015年にかけて行われたベネッセ教育総合研究所の調査によると、子ども1人あたりの家庭での教育費は減少傾向にあるということですが、今回の調査の結果からは、そうした反面で保護者は子どもの教育をより充実させていきたいという意識を強く持っていることが分かりました。
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