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MIT(マサチューセッツ工科大学)の研究機関CSAIL(Computer Science & Artificial Intelligence Laboratory)がキューブ型自動組立ロボット「M-Blocks 2.0」を発表しました。サイコロのような六面体が、ジャンプしたり回転したり、まるで互いに意思疎通しているように動きます。
ブロックが生きているように飛び跳ねる
「M-Blocks 2.0」は、立方体型のロボット。内部に毎分2万回転するフライホイールと、各表面とふちに永久磁石を搭載。これによりキューブが互いに回転し、ぴたりとくっつくといった動作が可能です。また、縦に積み上がったキューブの側面を登るように移動したり、宙に浮かぶように飛び跳ねたりといった挙動も映像から確認できます。
現段階では、16個のブロックを1グループとして、列をつくる、矢印や光源を追いかける、といった単純動作を達成しています。将来的には災害での活用なども目指しており、想定される使用例として「火災現場で階段が消失した状況」において「キューブを地面へ投げると、屋根に登るもしくは地下へ降りるなどして人命救助を行う」といったことを挙げています。また、それ以外の利用手段として、製造現場や健康管理なども考えられているようです。
論文の筆頭著者であるジョン・ロマニシン博士は「M-Blocks 2.0」のユニークな点として「高価でなく、堅牢で、数百万モジュールに簡単に拡張できる可能性があること」を挙げています。他のロボットシステムのように複雑ではない移動メカニズムを採用しているので伸びしろがあると、実用化に向けた自信を語っています。
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