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大阪梅田になったけれど「ややこしさ」は相変わらず!? 2019秋・関西改名駅を巡る散歩旅(前編)(1/2 ページ)

2019年10月に名前が変わった関西の10駅をじっくりゆる〜く巡ります。まずは兵庫と大阪の5駅から。【写真18枚】

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 「おぉぉ? まだ駅名看板が変わっていない駅がある!?」──。

 2019年10月1日、関西圏では一斉に10駅も名称が変わりました。「迷う」「違和感ある」「でも新鮮」「そろそろ慣れた」!? 前回は、変わった10駅ぜんぶの「新しい駅名標」をサラリと確認しました。今回はそれぞれの駅の詳細をもう少しじっくりと見ていきましょう。まずは前半5駅から。

車内放送で、”・(ナカグロ)”はどう発音するのだろう? 「鳴尾・武庫川女子大前駅」

 まずは兵庫県西宮市にある阪神「鳴尾・武庫川女子大前駅」から。鳴尾・武庫川女子大前駅は、駅名に「・(ナカグロ)」が付きます。全国規模でもあまりない珍ポイントですね。

 そのせいか、それとも前駅名(鳴尾)の慣れなのか、車内放送では「次はなるお〜、なるお むこがわ じょしだいまええき〜」と、「鳴尾」を繰り返していました。皆さんの想像通りですが、・(ナカグロ)に発音はありませんでした(笑)。

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”・”が付く「鳴尾・武庫川女子大前駅」の駅名標

 鳴尾・武庫川女子大前駅は2017年に高架駅になったばかりで、駅舎はピカピカ。そしてプラットホームは緩やかにカーブした線形なので、入線してくる列車が見やすいです。同駅には区間急行と普通が止まります。

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緩やかにカーブしている鳴尾・武庫川女子大学前駅のホーム
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2017年に高架駅になったばかり。駅舎はとてもキレイです

 駅から10分ほどで武庫川女子大学があります。

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10分ほどで武庫川女子大学キャンパスにつく

「大阪梅田」になったが、ややこしさは相変わらず……

 2019年秋駅名変更の目玉は、阪神と阪急のターミナル駅「梅田駅」が「大阪梅田駅」に変わったことでしょう(関連記事)。大阪梅田駅を利用する皆さん、もう慣れましたか?

 でも、阪神電車5500系の正面行先表示は「梅田」のままでした(取材日の2019年10月第2週時点、以下同)。このユルさが関西らしいのかも、というか、普段利用する人ならばこれが分かりやすいので、これでいいのでしょう。

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阪神電車の行先表示機は「梅田」のままであった

 阪神「大阪梅田駅」は4番線まであり、ひっきりなしに電車が入ってきます。阪神電車は種別により塗装が異なります。青色の電車は普通、オレンジ色の電車は急行・特急系の種別に用いられます。

 阪神梅田駅のシンボルともいえるヨーロッパ風の彫刻ももちろん健在。どうでもいいかもしれませんが、訪れたならばお見逃しなく。

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ひっきりなしに電車が来る阪神の「大阪梅田駅」ホーム
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ヨーロッパ風の彫刻は阪神「大阪梅田駅」のシンボルとして健在(?)

 さて、阪神「大阪梅田駅」のすぐそばには、Osaka Metro四つ橋線の「西梅田駅」と、JR東西線の「北新地駅」の2駅があります。

 特に北新地駅は”梅田”や”大阪”という文字がなく、阪神の大阪梅田駅から近いことはあまり知られていないように感じます。関東圏などの方、いかがでしょうか? 駅名が「大阪梅田」に変わっても梅田周辺の駅のややこしさはあまり変わらないですね(笑)。

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阪神の大阪梅田駅のすぐ近くには、JR東西線の「北新地駅」がある

阪神と阪急の「大阪梅田駅」は、実は「徒歩10分ほど」離れている

 阪神の大阪梅田駅から歩くこと約10分、阪急の大阪梅田駅に着きます。阪神電気鉄道と阪急電鉄は同じ阪神阪急ホールディングスの企業ですが、雰囲気はまったく違います。

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阪急の梅田駅も一緒に「大阪梅田駅」になった

 阪急の大阪梅田駅は、神戸本線、宝塚本線、京都本線が乗り入れます。9号線までズラリと並んだ巨大ターミナル駅ならではのプラットフォームの様子は、変わらず圧巻で壮観な良い景色です。

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阪急の大阪梅田駅名物、9号線まである広大プラットフォーム

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