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大阪梅田になったけれど「ややこしさ」は相変わらず!? 2019秋・関西改名駅を巡る散歩旅(前編)(2/2 ページ)

2019年10月に名前が変わった関西の10駅をじっくりゆる〜く巡ります。まずは兵庫と大阪の5駅から。【写真18枚】

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「阪大」にはどちらが便利? 「石橋阪大前駅」と「柴原阪大前駅」

 阪急の大阪梅田駅から急行宝塚行きに乗ること15分、新たに「阪大」の文字が加わった「石橋阪大前駅」に着きます。阪大は大阪大学の略称。ちなみに阪急には「関大前駅」もあります。かんだいとはんだい、読みが似ているので聞き間違えには気を付けたいところです。

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箕面線が分岐する「石橋阪大前駅」

 石橋阪大前駅からは箕面線が分岐します。電車の方向幕は「石橋ー箕面」のままでした。デジタル表示型方向幕の車両ならばすぐ変えられそうですが、これだとそうもいかないのでしょう。あと「石橋阪大前ー箕面」だと字数が増えたぶん窮屈になりそう。これで分かるので、まぁそのままでもよいと思います。

 驚いたのは駅舎の駅名表示。「おぉ!? まだ変わってないんか!」。取材日は10月第2週でしたが、この時はまだでした。さすがに11月現在は完了済みと思うのですが、石橋阪大前駅利用者の方、いかがでしょうか? 記事コメントをいただければ!

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箕面線の方向幕は旧駅名の「石橋ー箕面」のままだった
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「石橋阪大前駅」駅舎上の駅名看板は、10月第2週時点ではまだ旧駅名「石橋駅」のままだった

 石橋阪大前駅から大阪大学豊中キャンパスを突っ切ると、大阪高速鉄道(大阪モノレール)の「柴原阪大前駅」に行けます。キャンパス周辺には池もあり、変化に富んだ散歩が楽しめてお勧め。大学食堂でランチをするのもいいですね。

 石橋阪大前駅から大阪大学の「石橋口」を経由して対角線上の端っこ「柴原口」まで、歩くこと約30分。ここから大阪モノレールの柴原阪大前駅はすぐそこです。同じ阪大の豊中キャンパスですが、石橋阪大前駅と柴原阪大前駅は歩きで約30分離れた場所にあります。

 大阪モノレール線は大阪空港駅と門真市駅を結んでいます。さまざまな鉄道路線と接続しているので利便性はかなり高い路線です。

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大阪大学豊中キャンパスの周辺散歩もいい
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阪大の正門、および芝原口には、大阪モノレールの「柴原阪大前駅」が近い
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大阪モノレール「柴原阪大前駅」
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大阪モノレールの路線図(画像:大阪モノレール公式マップ

 柴原阪大前駅前には「市立豊中病院」もあります。近隣の方からすると同駅は病院の最寄り駅でもあるということで、路線図には併せて「市立豊中病院前」とも書いてあります。

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柴原阪大前駅の前には市立豊中病院もある
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大阪(伊丹)空港に乗り入れる大阪モノレール

 今回は「石橋阪大前駅」〜阪大豊中キャンパス〜「柴原阪大前駅」を結ぶコースが良かったです。モノレールに乗り、時間を忘れそうなくらいに広いキャンパス内をのんびり散歩する、ちょっとした非日常を楽しめました。皆さんもいかがでしょうか。

 (続く)次回は後編、京都の改名駅を巡ります。

新田浩之(にったひろし)

1987年神戸市生まれ。関西大学文学部卒、神戸大学大学院国際文化学研究科修了。主に鉄道と中欧、東欧、ロシアの旅行に関する記事を執筆。2018年からチェコ政府観光局公認の「チェコ親善アンバサダー2018」を務める。




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