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リサイクルできる有機バッテリーを搭載 メルセデス、コンセプトカー「VISION AVTR」発表 映画「アバター」にインスパイア(1/2 ページ)
カニのように横への移動も可能です。
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メルセデス・ベンツは、ラスベガスで開催中のデジタル技術見本市「CES」に、映画「アバター」をモチーフにしたコンセプトカー「VISION AVTR」を出展しました。
このVISION AVTRは、2009年に公開されたジェームズ・キャメロン監督が手がけたSF映画「アバター」がモチーフ。作中で描かれた世界観をモチーフに、メルセデス・ベンツが掲げる「自然と人々が調和するデザイン」というビジョンを形にしたコンセプトカー。「環境への影響ゼロ」を掲げている意欲的なクルマとなっています。
電気自動車の動力となるバッテリーには、金属を含まない有機素材が使われており、石油などの燃料を消費しないだけでなく、リサイクルも可能となっています。VISION AVTRにはそれらのバッテリーが4つ搭載され、約475馬力(350kW)を発生。4輪駆動方式を採用しています。
さらに、リアに設置された多方向可動フラップ「バイオニックフラップ」と、特徴的な形をしたホイールを組み合わせることで、約30度の角度でカニのように横移動することもできるそうです。
操縦方法も独特で、クルマの中央にあるコントローラーに手を置くだけで直感的な制御ができる独自の操作システムを搭載。車内では搭乗者の手のひらにメニュー画面が投影され、好みの機能が選択できるようになっています。まさにSF映画の世界から飛び出してきたかのようなクルマですね。
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