大学のキャンパス内で暮らしていた猫ちゃんたちの漫画が、「すてきな話」とTwitterで話題になっています。
この漫画を投稿したのは油絵画家の今津 奈鶴子(@imatsuru)さん。2月22日の猫の日に合わせて、母校・武蔵野美術大学にいた猫ちゃんたちの思い出を紹介してくれました。
猫ちゃんの名前は「うさお」と「さばお」。いつも守衛室近くで寝ていたといいます。朝・昼・夜と2匹をモフモフしていた今津さん。他の学生さんにも人気の猫ちゃんだったようです。
そんなある日、さばおが入院。そのまま帰らぬ猫となってしまいました。さばおがいなくなってから、姿を見せなくなったうさお。気になった今津さんが守衛さんに尋ねると「ご飯は食べにくるけれど、すぐいなくなる」という返事でした。
しばらくすると、守衛室横の植え込みに、さばおにそっくりな猫ちゃんの姿が。近づいて見ると、リアルな木彫りの猫ちゃんでした。守衛さんによると「彫刻科の学生さんが置いてくれたよ」とのことです。
そこへやってきたのは、姿を見せなくなっていたうさお。守衛さんが「さばおが戻ってきたと思ってるみたいだよ」と話します。さばお像の近くでくつろぐうさお。……あんたって子は(泣)。
これは10年ちょっと前の思い出とのこと。2匹の姿に心当たりがある学生さんもいるのではないでしょうか。
ちなみに今もさばお像は置かれているそうです。1年前に確認した歳には、猫缶に“おさい銭”が入れられており、「ついに神になったか さばおよ……」と思う今津さんなのでした。
このほっこりする思い出漫画に、リプライ欄には同大学の卒業生による思い出話や、元気だったころのさばおの写真が集まりました。「すてきな話」「猫はポーカーフェースですが愛情深いですね」といった声も寄せられています。
投稿した今津 奈鶴子(@imatsuru)さんは、油絵で苔を描いている画家として活動中。「この1本1本を描いたの!?」と聞きたくなるような、緻密で美しい作品をTwitterアカウントに公開しています。
画像提供:今津 奈鶴子(@imatsuru)さん
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家族、これからも大事にしよう。