福島県いわき市にある「環境水族館 アクアマリンふくしま」で、新しくやってきた超巨大タカアシガニの展示が始まりました。
タカアシガニってどんなカニ?
水深約200メートルの深海に生息している世界最大のカニです。大きいものだとハサミを広げた長さが4メートルにもなります。メスはオスのわかりやすい違いはハサミの大きさで、オスの方が大きいそうです。
鴨川シーワールドから、タカアシガニが30匹以上暮らす同館にお引越ししてきたばかりの超巨大タカアシガニ。同館で展示されている通常のカニの2〜4倍の大きさなので、他のカニと比べるとよりその大きさが際立ちます。野生のタカアシガニは大きいカニ同士で縄張り争いが起きるといわれていますが、同館のカニたちは、エサの取り合いが時々あるものの、基本的には仲良く過ごしているそうです。
日本でも有数の展示数とその姿から、来館者に「エイリアンのよう」「違う惑星の生き物みたい」と言われ、飼育員さんも「確かにそう思う」とコメントされるタカアシガニ。タカアシガニたちが足をひっかけて移動しやすいように作られた水槽の平らな岩は、ひび割れたような床と相まって、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
また、タカアシガニの存在感をより際立て、来館者の目をぐっと引きつける役割を担っている青いライトは、深海まで届く青い光をイメージして使用しているんだとか。実際には、タカアシガニの生息する水深だと人の目では真っ暗で光を感じることはできないできないそうです。
アクアマリンふくしま(@aquamarinestaff)のTwitterには、現在も元気に過ごす生物たちの写真や裏話がたくさん投稿されています。魚さんはもちろんのこと、動物たちのかわいい姿も見られます。
画像提供:アクアマリンふくしま
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