東京・渋谷のミニシアター「CINE QUINTO(シネクイント)」が、同館存続のためのクラウドファンディングをBOOSTERにて開始。現在の厳しい状況に“涙のお願い”として支援を募集しています。
シネクイントは、渋谷パルコ内のミニシアターとして1999年に誕生。オープニング作品の「バッファロー‘66」は異例のヒットとなり、その後の2001年には当時無名のクリストファー・ノーラン監督作品「メメント」を上映し、映画ファンの間で話題を呼びこちらもロングラン上映されました。なお、2016年にビルの建替えにより一時閉館するも、2018年にはシネパレス跡地にて復活しています。
約20年間、渋谷の街で生き抜いてきた同映画館ですが、2020年4月8日からの完全休業に加え、営業を再開した6月5日からも「営業時間の短縮」や「劇場座席数の半分のみの販売(席の間隔を空けるため)」などにより、今後もしばらく厳しい状況が続く見込みだとしています。
今回のプロジェクトでは、この苦境を乗り越えるため、目標金額150万円で支援を募集。リターンでは「お得な映画鑑賞チケット」や「オリジナルグッズ」を用意し、集まった資金は固定費・運営費に充てられる予定です。ちなみに6月12日19時から開始し、6月14日時点で目標金額の150万円を達成。プロジェクトは8月2日までです。
シネクイントは同ページの最後にて、「映画館は人によって存在価値が様々ですが、『CINE QUITNTO』 は“映画館が好き”という人たちに支えられてきました」。そしてこの先の未来について「状況が落ち着ついたら、是非、『CINE QUITNTO』へ足を運んで頂き映画館で映画をみる楽しさを復活・継承する手助けをしていただければと思います」と、映画ファンに向けた熱いメッセージを寄せています。
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