advertisement
フジテレビおよび産経新聞社は6月19日、両社が合同で行っていた世論調査について、一部データの不正入力があったと発表するとともに、「視聴者・読者・関係者のみなさまの信頼を裏切ったことを、こころよりお詫び申し上げます」と謝罪しました(リンク先PDF)。
不正入力が見つかったのは、2019年5月から2020年5月まで、計14回の実施分。本来は電話で調査を行い回答を入力する形で行うはずでしたが、実際には電話をしておらず、架空の回答を入力していたとのこと。不正は各回あたり100数十サンプル見つかっており、14回の合計で約2500サンプルにのぼったといいます。不正入力を行っていたのは、業務委託先の1つ、日本テレネットのコールセンター現場責任者でした。
両社は不正の発覚を受け、当該の世論調査に関連する放送・記事を全て取り消すとしています。
フジテレビのコメント
「今回、委託先からの不正なデータをチェックできず、誤った情報を放送してしまった責任を痛感しております。今後、継続して調査・検証を行い、その結果に沿って、然るべき処置を行ってまいります」
産経新聞社のコメント
「報道機関の重要な役割である世論調査の報道で、読者の皆さまに誤った情報をお届けしたことを深くおわび申し上げます」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「10人に1人は今も鼻くそを食べている」 人に言えない禁断の“鼻くそ事情”を聞いた「鼻くそ世論調査2020」が衝撃
鼻くそはおいしい……? - 「憮然」「砂をかむよう」の本来の意味は? 日本人の約6割が勘違いしていると文化庁の調査で判明
平成30年(2018年)度「国語に関する世論調査」より。 - 芸能人が天皇陛下に「お疲れ様でした」で炎上 → 国語辞典編集「新しい謎ルールの誕生としか言えない」
「目上には失礼」は「新たな謎ルールの誕生」なんだそうです。 - 「檄を飛ばす」「なし崩し」この意味分かる? 文化庁が「国語に関する世論調査」の結果発表
言葉に対する新たな認識が定着しつつあることが現れています。 - 「話のさわり=最初の部分」ではない? 過半数の人が「さわり」「足をすくわれる」を本来とは違う使い方 文化庁が調査
世代別に言葉の理解などを調査。知恵熱は、若者と高齢者で意味が変わってしまう不思議な表現に。