父親の保険金を受け取った娘が墓も仏壇も買わずに音信不通に 相談者の「悔しい」が切ない「テレフォン人生相談」先週のハイライト(1/2 ページ)
「厳しすぎない!?」と思った回。
「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは8月6日(木)放送の柴田理恵パーソナリティー回。
相談者の死後、残された夫の介護をするという前提で夫の生命保険の受取人を娘にしたが、相談者より先に夫が死亡。娘は介護をすることなく保険金をゲットしてしまった。
保険金を受け取った娘が音信不通に
相談者は75歳女性。夫は去年の暮れ、81歳で亡くなっている。息子が55歳。娘52歳。相談者は息子家族と5人で生活しているという。
「生命保険の受取人のことで、ちょっとお聞きしたいんですけど……」
夫は70歳の頃からアルツハイマーを患っており、相談者は長年、自宅で息子の妻に手伝ってもらいながら介護をしてきたという。しかし、自身も大きな手術を3回経験したことで健康の不安を感じたようだ。
「私もそんな、自分で長くないなと思ったもんだから、子どもたちが困ってはと思って。娘が『じいじのことは私が看るでいいよ』って言ってくれたもんだから、『じゃあ(夫の)生命保険入ってるから、それでお父さんのことをやってね。(息子の)お嫁さんに看てもらうのは忍びない、とても無理だで。やっぱり実の子の方がいいで』って言って」
相談者自身の死後、夫の介護や葬式、お墓のことなどを娘に任せることにし、それまで相談者になっていた夫の生命保険の受取人を娘へ変更した。しかし実際には夫が先に亡くなってしまったため、娘は夫(父親)の介護をすることなく保険金を受け取ってしまったのだ。
「そうなってみた時に、もうそれ(保険金)は自分(娘)のものっていうかね、受取人のものであるからっていうことで。じゃあね、私がずっと大変な思いして(保険料を)掛けてきたのがね、どうなのって言ったら、『私が管理するから。私は自分の自由に使おうなんて思ってない』って、嫁の前でも言い張ったんですけどね」
さらに、夫の仏壇を選ぶ際、相談者が「私も入る仏壇だから、私が自分で決めるから」と主張したところ、それが面白くなかったのか娘は「私の言うこと聞かないんだったら、もう私知らないからね」と連絡を絶ち、以降、いくら電話してもつながらないという。
「法律的にね、そういう風になってるんだったら、もうしょうがないのかなとも。だからせめてね、お墓……そのぐらいはと思うんだけど、やっぱりダメなんでしょうか?」
相談者は、夫の保険金で仏壇や墓を用意しようと長年、保険料を払い続けてきたのだが、娘が保険金を受け取り、連絡を絶ったことでそれもできなくなってしまったのだ。
「お金って魔物なんでしょうかね、なんかね、そういう子じゃないって信じてたけども……」
娘が受け取った保険金は500万円。それくらいで母子の縁を切るようなことをしなくても……とは思うが。
「なんでその時に(受取人を)息子さんにしなかったの? だってお嫁さんと一緒に介護してたんでしょ、お父さんのことを」
「もう気の毒で、無理だなと思ったの。お嫁さん、かわいそうだからね」
結局、夫の介護もしていない娘が500万円をゲットし、これまで苦労をかけてきた息子夫婦には何も渡せないことを悔いているという相談者。今からでも保険金を取り戻す方法はないのだろうか?
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