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SF映画をタイポグラフィとデザインの側面から考察する書籍『SF映画のタイポグラフィとデザイン』がフィルムアート社から登場です。8月18日発売、3800円(税別)です。文字情報びっしりで、SF映画好きとデザイン好き両方においしい!
1968年公開の「2001年宇宙の旅」をきっかけに、SF映画の語り口やビジュアルデザインが変わったとする考察をブログに投稿し、それをまとめたのがこの書籍。タイポグラフィとデザインの側面から、SF映画が未来感を出すためにどんなデザインを採用しているのかを、詳細に考察しています。とにかく事細かで、文字情報がとても多くて濃厚です。
メインで登場するSF映画は「2001年宇宙の旅」の他に「スター・トレック」「トータル・リコール」「ブレードランナー/ファイナル・カット」など7作品。
この他に比較対象として「マトリックス」からマーベル作品までさまざまなSF映画を使って、SF世界の構築、作品同士の関係性を解説しています。分析対象はタイポグラフィだけに留まらず、映画美術や建築にまで及び、完全にデザインオタクが考え抜いた考察本です。
映画の考察は数あれど、ビジュアル面からのこれほど情報量の多い考察本はとても珍しく、デザイン好きだけではなくSF映画好きにも新しい発見があるかもしれません。
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