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つくば道の古い歴史を感じられる格好の道、愛され続ける県道
この激坂区間を過ぎると、県道は急に左に進行方向を変えます。
直進方向へ坂道はまだ続いていますが、この上は県道ではありません(なお、取材時は工事中のため、通り抜けができなくなっていました)。
坂道を外れた県道139号は平たんなルートで西を目指します。ただし、道幅は特に広がっておらず、狭いままです。
ところどころに「路肩注意」の看板が立ち、離合に気を遣う場所は相変わらず多いものの、300メートルほど進むと合流地点が見えてきます。
たどりついた先は県道42号笠間つくば線。ここから茨城県道42号に合流し、「神社入口」の交差点までが県道139号です。
合流地点はヘアピンカーブの途中でした。特に県道139号の進行方向である上り方向への見通しがかなり悪いので十分に注意しましょう。
もし、クルマで北条地区から筑波山神社を目指すならば、県道14号と県道42号を経由して向かう方が圧倒的に走りやすく、安全です。クルマで筑波山神社を目指すのにあえてこの道を通る理由は、ないと言っていいでしょう。
実質的に参道としての使命はほぼ終えており、地域住民の生活道路としての趣が強い茨城県道139号。ただハイキングコースとしては、坂道のハードさ、景色のよさ、そしてつくば道の古い歴史がそろった格好の道です。
鳥居の下には無料の駐車場があり、実際にハイキングをしている方々も多く見かけました。みんなにとても愛されていると思えた険道です。
(少年B)
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