オンライン即売会「pictSQUARE」、スパム送信疑惑を否定 SMS送信代行会社の番号が誤解の種に
pictSQUAREが認証コードの送信に利用していたSMS送信代行会社が、スパム業者にも使われていたことから誤解が生じていました。
オンライン即売会サービス「pictSQUARE」(関連記事)が、一部で指摘されていた「スパム送信に関与していた疑い」について、否定する声明を出しました。
事の起こりは、pictSQUARE利用者のツイート。会員登録時に送られてきた認証用SMSの送信元の電話番号を調べてみたところ、過去に届いたスパムの送信元と一致していたという内容でした。この事象だけで考えると、過去にスパム送信に関与していた団体が、のちにpictSQUAREを始めたかのように見えます。
この指摘に対し、pictSQUARE運営は「弊社はSMSの配信を、SMS送信代行会社を介して行っている」とコメント。代行会社に問い合わせたところ、認証用SMSの送信用番号は、複数の会社で共有されていると判明したといいます。つまり、スパム業者とpictSQUAREに直接の関係はなく、たまたま同じ番号がSMS配信に使われていたわけです。
そうなると代行会社の責任も問われるところですが、代行会社も全ての契約会社が正しい用途で利用しているかまでは確認できず、「全てのSMSがスパムか否かを確認・判定するのは不可能に近い」との回答があったとのこと。pictSQUAREもシステム化できない要件として、その見解に同意しています。
それでも、スパムの発見時にはキャリアとも連携して配信停止を行う体制があり、多くの導入実績もあることから、pictSQUAREは代行会社の利用を継続。あらためてスパムとの関与を否定したうえで、ユーザーの電話番号など個人情報の流出がないよう、機密保持契約を締結していると主張しました。
その一方で、過去にスパムに利用された番号からのSMS配信が、ユーザーの不安を招くことについては理解を示しています。問題解決のため、代行会社と相談のうえ送信元電話番号を変更するオプション契約を行い、pictSQUARE固有の代表番号からSMSを送信できるよう、対応を進めていくとのことです。
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