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「友だちがフォートナイトの課金を自慢してくる……」 小学生にフォートナイトの課金をさせるか迷う保護者の漫画に考えさせられる(2/2 ページ)

作者のフォロワーの家庭では90パーセントが「無課金」だったそうです。

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課金許可する派・しない派の意見


育児漫画エッセイ

 たぷりくさんのフォートナイトの課金に関する投稿には、数多くのコメントやDMが寄せられました。たぷりくさんはこれらの意見に関して目を通し、新たに漫画でまとめています。


育児漫画エッセイ

 まず、たぷりくさんのアカウントのフォロワーは、全体の9割が子どものゲームに課金していませんでした。課金は許可しない派からは、「データ上で消えてしまうものだから」「次から次へと出るので際限がない」「お金の価値がわかってからがいい」「自分で稼ぐようになってからがいい」「無課金でも十分楽しく遊べる」などの意見がありました。また、中には学校で課金を禁止しているところもあるそうです。

 一方課金している家庭では、「テストやお手伝いをポイント制にし、貯まった課金させることで、金銭管理を身に着けさせる」「お小遣い、お年玉、クリスマス、誕生日など、自分のお金やプレゼントの範疇で課金させるのはありではないか」「大人になってから反動でお金をつぎ込むケースがあるので適度に経験する方がいい」などの意見がありました。


育児漫画エッセイ


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ちょっと怖いエピソードも

 ただ、やはり課金関係で起きたトラブルの報告も多く寄せられたそうです。親のカードを抜き取って数十万単位の課金をする、課金できない子の代わりに友だちが立て替えをするなど、親の知らないうちに子どもが大きな額を使い込んでしまうこともあるといいます。

 また、課金している子が課金していない子を仲間外れにする、課金したアイテムをゲーム内で譲る代わりに相手に自分の言うことを聞かせるといったように、ゲーム内で課金しているかどうかが現実の人間関係に大きく作用するケースも多くありました。

 新型コロナウイルス感染症の恐れがある現在、たぷりくさんはお友だちと遊ぶツールとして「フォートナイト」をある程度肯定的に考えていますが、同時に言葉遣いが悪くなったり、課金について悩んで泣いてしまうすー太郎くんを見ていると、やはり心配ごとが多いとも認識しています。


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課金問題に正解はない

 多くの意見が集まる中、たぷりくさんが印象的に感じたのは「親の目が届くうちに課金の良し悪しを経験させる方がいい」というコメントでした。


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 子どものころにできなかった課金を、成長してからたがが外れたようにやってしまうケースは、今回集まった意見の中にも多く報告されていました。中学生、高校生など、親の管理下から離れていく時期に反動的な課金があると、より大きなトラブルにつながるかもしれない、とたぷりくさんは感じています。そのため、お財布のひもを親が管理している小学生の間に、ルールを決めて少し課金させてみるのもいいかもしれない、と今は検討しているそうです。

 課金するにせよしないにせよ、方針は家庭の問題であり、子どもの意見もそれぞれに違うので、明確な正解はありません。保護者側もゲームの仕組みや子どもの状況をよく把握したうえで、子どもとよく話し合いながら決めていくのがよさそうです。


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画像提供:たぷりく(@taprikoo)さん

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