「こ、小屋が激坂を登っていく」「マジかこれ!?」 米国の銀行員が作ったケーブルカーが超キュート(1/2 ページ)
駅舎もかわいく電話ボックスっぽい〜。街の観光名所です。
「こ、小屋が激坂を登っていくぞ」……!! 米国のある都市に、とてもキュートなケーブルカーがあります。
動画を投稿したのは米国のYouTuber・Traveling Tom氏。アイオワ州ダビュークにあるケーブルカー「フェネロンプレイスエレベーター(Fenelon Place Elevator)」を紹介しています。
フェネロンプレイスエレベーターは、ダビュークの市街地にあるケーブルカー。“車両っぽくない”小屋のようなデザインの車両が超急坂をグイグイ登っていく変な感覚、そしてレトロ感と相まって、何だかとてもオシャレです。丘の上に住んでいた銀行員の方が、ふもとの職場との往復のために建設したものなのだそうです。
稼働は1882年と歴史あり。元は個人用でしたが、丘の上に住む住民も運ぶようになり、今ではダビュークの観光名所になりました。なおフェネロンプレイスエレベーターは世界で最も急勾配かつ短距離のケーブルカーであることをアピールしていますが、同様の主張を行っているケーブルカーは世界各地にあるようです。本当の世界一が決まるまではまだ時間がかかりそうです。
動画は、ふもとの駅(?)から乗車してはじまります。電話ボックス近い見た目の駅に、小屋のような見た目のケーブルカーが停車しています。
車内に乗務員はいません。乗客は車内のベルを鳴らして合図を送ります。しばらくするとケーブルカーが動き出して、坂を登っていきます。
それにしてもすごい険しい坂です。途中で対向するケーブルカーとすれ違いながら、2分ほどで山頂の駅に到着します。乗車料金は山頂駅で降りるときに支払います。
レトロな見た目ながら、ケーブルカー山頂駅の雰囲気もかなりある山頂駅から、ダビュークの美しい景色を見渡せます。これはいい景色……!
動画には「小屋が動いている」「頂上からの街並みが素晴らしい」などのコメントが寄せられています。
フェネロンプレイスエレベーターは老朽化が進行していて、将来を不安視するファンもいます。気になる方は早めの乗車をおすすめします。乗ってみたいですね!
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