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10代・20代の8割以上がYouTubeを利用 「動画で紹介していた商品を購入」など消費行動にも影響が

10代・20代の半数以上が動画の影響で、商品やサービスを購入した経験があるとのこと。

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 ネットリサーチ事業を展開するテスティーは、10代・20代の若年層の人たちにYouTubeの視聴に関するアンケートを実施しました。アンケートの結果からは、YouTube利用率は8割を超えることや、半数以上が動画に影響されて商品やサービスを購入した経験があることなどが明らかになっています。


YouTubeの視聴に関するアンケート 「TesTee Lab」によるYouTuberに関する調査

 調査は、テスティーが運営するアンケートメディア「TesTee Lab」にて、男女1378人(10代男性322人、10代女性318人、20代男性358人、20代女性380人)を対象に行われました。


YouTubeの視聴に関するアンケート YouTube利用率と利用頻度(テスティーより)

 まず、YouTube利用率についてたずねると、10〜20代ではどちらの年代・性別でも8割以上が利用していると回答。10代女性が最も利用率が高く95.6%となっており、各年代で女性の方が利用率が高い傾向にあります。

 YouTubeを利用している10代・20代男女それぞれに利用頻度を質問すると、「毎日YouTubeで動画を視聴している」と回答したのは10代男性で74.4%、10代女性で67.2%、20代男性で57.5%、20代女性で51.3%という結果に。年代が低い10代の利用頻度がより高く、10代男性の数値が最も高くなりました。

 若い年代を中心に、YouTubeの利用が盛んであることがうかがえます。また、YouTube動画を視聴するタイミングは、性年代問わず「休憩中」が最も多く、「就寝前」がそれに続きます。


YouTubeの視聴に関するアンケート 好きな動画ジャンル

 10代・20代はどんなYouTube動画を見ているのでしょうか。「好きな動画ジャンル」についてたずねたところ、男性の1位は「ゲーム実況」(10代:68.5%、20代:44.1%)、女性の1位は「美容・ファッション」(10代:49.2%、20代:43.3%)となりました。

 ゲーム実況は、人気があるのか10代女性でも2位に。「やってみた」系の動画は、年齢・性別問わずに支持が集まっています。しかし、第1位以下では、各年代・性別で異なった傾向が見られています。

 では、10代・20代はYouTuberについてどのように感じているのでしょう。

 「YouTuberに持っているイメージ」を自由記述で質問した結果、すべての年代でポジティブな意見が多数あがりました。「頑張っている」と努力を評価する声や、個性や才能があると尊敬する声もあり、共感や親しみを持てる存在であると同時に、あこがれの存在でもあることがうかがえます。

【10代がYouTuberに持っているイメージ】

  • 楽しそう 大変そう 収益が安定しない 個性が大切(16歳男性)
  • 面白く、時代の先をいく。誰もやっていない気になることをやってくれる(17歳女性)
  • 夢を持って頑張っている(18歳男性)
  • 離れていても動画で笑顔に出来る身近な存在(19歳女性)

【20代がYouTuberに持っているイメージ】

  • 成功者が多いイメージ(人生のやりたいことを見つけた人とか(21歳男性)
  • 世間的には悪く言われることもあるけど、それぞれ目に見えないところでものすごく努力している(21歳女性)
  • 才能溢れる人(28歳男性)
  • 自身の可能性を日々磨いてる、頑張り屋さんな人(25歳女性)

 さて、YouTubeには商品やサービスを紹介する動画もあるのですが、10代・20代の人たちが購入することはあるのでしょうか。

 YouTubeに関係する消費行動の有無についてたずねたところ、「実行したことがある」と回答した人は10代で69.9%、20代で55.7%という結果でした。半数以上の人が、なんらかの形で動画に影響され、消費行動をしていることになります。


YouTubeの視聴に関するアンケート 実行したことがある消費行動

 実行したことがある消費行動について質問すると、性年代問わず「動画で紹介していた商品を購入」と回答した人が最も多いという結果に。同じ年代で比較すると女性が、同じ性別で比較すると10代が、動画に影響されて商品を購入する傾向があると言えそうです。

 2005年に設立されたYouTube。近年はほかにも動画を投稿・再生できるサイトが複数誕生し、「もう若者は見ないのではないか」という声を聞くこともあります。

 しかし、10代・20代のYouTubeの利用率は高く、YouTuberに好意的なイメージを持ち、その消費行動にも影響をおよぼしています。今回の調査結果からは、YouTubeは若年層に対して、大きな影響力があると言えるのではないでしょうか。

(谷町邦子 FacebookTwitter

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