Twitterに投稿された、「お金と心に余裕がない人はペットを飼わないで欲しい」という内容の漫画が動物と暮らしている人、動物と暮らしたいけれど理由があって暮らせない人たちから多くの共感を呼んでいます。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によって外出自粛が呼びかけられ、自宅にいる時間が増えたことから日本のみならず世界中でペットの需要が高まっています。動物が自宅にいると癒やされることは確かですが、実際には「かわいい」だけでは済まないことも多いものです。
そんな中「ローンを組んで猫を購入したがコロナの影響によって収入が減少し、支払いが出来なくなって手放した」「かわいいと思って子犬や子猫を買ったが飼いきれずにすぐに捨てる人が急増している」というなんとも信じられないニュースが報じられました。作者はこれらのニュースを見て、いてもたってもいられず、この漫画を描いたそうです。
作者は「猫にかかる費用を考えたことがないので実際かかる費用とは違う可能性がある」とした上で、食費や消耗品で月に1〜2万円かかること、ケガや病気をすれば診療代や薬代などで想定外のお金がかかること等を描き、金銭的な余裕が必要であることを訴えます。
また、動物は壁紙をズタボロにしたり、所かまわず突然吐いたりします。トイレにこだわりがある子は気に入らないと違うところで排せつをすることも。残念ながら動物と人間は会話ができないため、何かと思い通りにいきません。動物と一緒に楽しく、幸せに暮らすためには金銭的な余裕が必要なのはもちろん、「心の余裕」も必要不可欠であると言えそうです。
作者は、今回の漫画が「万人に受け取ってもらいやすいようにかなり削ぎ落とした内容」で、動物と暮らす上で必要なことは他にもたくさんあり、「動物のこと考えて、飼い主と動物が一生健康に幸せに暮らせること」が“一番大切”であるとつづっています。
猫や犬に限らず、ウサギやハムスター、小鳥など、どんな動物でも自宅に迎え一緒に暮らすということは「家族が増える」ということです。そのことを肝に銘じて、楽しく一緒に暮らしていきたいですね。
画像提供:匿名希望のTwitterユーザー
(三日月 影狼)
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