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KFCの新型ゲーム機が真剣に正式発表 4K240fpsでレイトレ対応、チキンを保温するパワーでハード戦争に終止符か

中身は台湾のPCパーツメーカーが手がける小型ゲーミングPCといった構成。

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 米ケンタッキーフライドチキン(KFC)が、新型ゲーム機「KFConsole」を本当に正式発表しました。アメリカンジョークじゃなかったの……!?


KFConsole これ本当に売るのか……

KFConsole チキンの保温室を上部に内蔵

KFConsole ゲームの合間にアツアツのチキンをつまめる優れもの

 KFConsoleは、同社が6月に「4K解像度・120fps対応でチキンも温められる」との触れ込みで予告した、バーレル型のゲーム機。そのむちゃな仕様と度重なる発売延期から、「この形のパーティーバーレルを販売するオチでは?」などと、およそ冗談と捉えられていました(関連記事12)。

 ところがこの企画、同社得意のジョークではなかったようで、台湾のPCパーツメーカー、クーラーマスターとの共同開発が正式に発表。インテルのNUC(小型PCフォームファクター)とNVIDIAのGeForce RTX GPU、SeagateのNVMeSSD(1TB×2)からなる構成が明かされました。OSが未発表ゆえまだ断定できませんが、これ小型のゲーミングPCなのでは……。

 当初予定されていたディスクドライブが廃止される一方、ゲームのパフォーマンスは最大4K240fpsに。レイトレーシングやVRに対応と、予告を上回る領域に到達しました。公式Twitterは「サイバーパンク2077が他のどのゲーム機よりもうまく動作する」と豪語しています。


 そして最大の特徴であるチキンの保温機能も予告通りに搭載。筐体下部のパーツが発する暖気が、上部の保温庫に流れてチキンを温める仕組みになっています。まあ、チキンそのものが熱源になったり、エアフローを遮ったりしそうで、いろいろ心配ではありますが……。


KFConsole 下からGPU、メイン基板、保温庫の順に積まれた内部構造

KFConsole 下から上へ流れる暖気でチキンを保温

 今回の発表は基本仕様のみで、リリース時期等は未定。一般販売されるのか、キャンペーンの景品となるのか、今後の動きが注目されます。

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