2004年に撮った写真が再び手元へ
―― カメラを手放したのはいつごろでしょう
デゴチ あのIXYは私が実家に置いてきたものなのですが、去年(2020年)断捨離のため、近所のカメラのキタムラで売却したと母から聞きました。
―― では、そこのカメラのキタムラでIXYを発見したわけですか?
デゴチ はい。別件で訪ねたとき、たまたまジャンク売り場でIXYを見かけ、工作の材料にと買った次第です。そのときは昔このデジカメを使っていたことすら忘れていたので、かつての所持品とはまったく気付きませんでした。
―― そこから気付いたきっかけは?
デゴチ IXYを買った当時、液晶保護フィルムを自分でジャストサイズになるようにカットしていたんです。それが、ジャンク品についていたフィルムの傷などから、なんとなくフラッシュバックしました。壊れたコンパクトフラッシュのフタなども身に覚えがあって、「あー、IXYはこの部分壊れやすいんだね、ははは」などと思っていました。
コンパクトフラッシュも当時レキサーの32MBを買った記憶があって、ジャンクから出てきた物がまさにそれだったので、だんだん「これ、私、知ってる……」みたいな、サスペンス映画のような感覚を覚えました。
―― メディアに残っていたのは、どのような写真でしたか?
デゴチ 自分のものではないかと思ってリカバリソフトでデータを復元してみると、2004年当時の日常風景が出てきました。「あー、このお店よく行っていたな。今はもうないんだよなー」「あれ、この人、友達に似てない? そっくり。ってか、本人じゃない? ……って、私も写ってるじゃない」「やだ、岡山のおばあちゃんのおうちまで写ってる! 懐かしい! ……ってか怖い、やだ、これやっぱり私のじゃない!」 と爆笑しました。
戻ってきたカメラは、充電したら正常に動作したとのこと。デゴチさんはこれもご縁と考えて分解せず、壊れるまで使うと語っています。
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