ジャンク品のタイプライターを餃子屋さんが修理して、ちゃんと文字が打てるようになったというエピソードと、実際にタイピングする様子にTwitterで驚く声が上がっています。餃子屋さんの謎の技術力よ……!
投稿したコスプレイヤーのすけ(@oimo304)さんがオークションで入手したのは、米アンダーウッド製の「90年〜120年前のものらしきタイプライター」。もともとジャンク品と表記されていたとのことですが、「ただの餃子屋」を自称するお義兄さんに預けてみたところ、まさかの完璧に直って戻ってきたそうです。
ツイートされた動画では、実際に紙をセットして「カチャ、カチャ」と重めの音を立ててタイピング。活字が付いているアームが動き印字される様子が確認でき、最後に改行レバーを押すと、印字された文字も見られます。ちなみに、残り6文字になるとベルで「チーン」と改行を促す機能も直っているとのこと。餃子屋さんすごすぎる……。
Twitterのコメントでも「ただの餃子屋じゃないな?」「何者なんだ」の声が上がった餃子屋のお義兄さん。すけさんに伺うと、「義兄がタイプライターを修理したのは初めて」だったそうです。とは言え、「普段から電気、木工、建築、なんでもやるので修理するための工具や道具は一式そろっています」とのことで、かなり器用な方のようでした。
なお、タイプライターはヤフオク!で1万3000円ほどで入手したそうで、お義兄さんいわく「なんにも欠けてるパーツがなかった」とのこと。出会いにいろいろな縁を感じる。
そもそも入手したきっかけは、アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のコスプレをしたいという思いから。以前にも同作のヒロイン・ヴァイオレットのコスプレをしているすけさんですが、本物のタイプライターに興味を持つあたり、作品への愛を感じます。現在は練習も兼ねて、アメリカ人の彼氏さんとタイプライターでやり取りしていることが報告されています。
Twitterでは他にも「100年前の機械がまた動くようになるなんて」と感動する声が寄せられ、タイピングする様子に「少し涙が出ました」なんて声も。ツイートは4万以上リツイートされ、14万を超えるいいねを集めています。
画像提供:すけ(@oimo304)さん
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