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「おれ、運転うまいから」(ホントですか?) ヤマハ、ライダーの運転技量を“見える化”するシステム「YRFS」を開発

運転がうまい人も自信がない人も。

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 ヤマハ発動機は4月9日、ライダーの運転技量を計り、可視化するシステム「YRFS(ヤマハ・ライディング・フィードバック・システム)」を開発したと発表しました。

ヤマハ YRFS 運転技量を測定
ライダーの運転技量を測定して「見える化」する(画像:ヤマハ発動機、以下同)

 YRFSは、車両の位置や速度をGPSロガーなどで取得し、走行時の加速減速や旋回の状況といったライダーの運転技量を見える化・データ化するシステム。同社の車両開発思想「人機官能」において、人間の操縦および車両の運動特性研究の過程で得た知見や技術の一部を用いて実現しました。

 まずヤマハが展開するライディングスクールへ導入し、受講者の課題発見とその後の運転技術向上に役立てます。車両を問わないパッケージであるとし、国内の安全運転啓もう活動で活用するとともに、タイや中国など海外の運転技量指導の現場にも順次導入する計画としています。

ヤマハ YRFS 運転技量を測定
分析・評価のフィードバックシート例
ヤマハ YRFS 運転技量を測定
免許はあるけれど運転に自信がない初心者やリターンライダー向けに「大人のバイクレッスン」などを展開するヤマハのライディングスクール「YRA」

 市販車向け装備として、また運転免許教習所などへの訴求は言及されていませんが、リターンライダーなども増えている昨今、自身の技量を客観的に把握できることは交通安全の意識向上につながるはず。また自動車(バイク)保険の保険料や、レース競技のエンタテインメント情報としてといった他方面とも連携できるかもしれません。今後の進展にも期待です。



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