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人に不思議な体験、怖い体験を聞かせてほしい、と尋ねると、結構な頻度で出てくるのが「その時は不思議に思わなかったが、後におかしな出来事だったと気がついた」というもの。怪異は場所も時間も問わず、意外にも身近なところにあるものなのでしょう。
今回ご紹介する作品は、まさに「その時は何も思わなかったが……」という体験談を漫画化したもの。作者はライブドアブログ公式ブロガーのあぽりさんです。
あぽりさんが一人暮らしをしていた頃のお話。ある日の深夜、ふと台所の窓に目をやると、そこに人影が右から左へと動いていったそうです。その時は「隣の人も、こんな遅くに帰ってきたのだなぁ」と、何も不思議に思わなかったのですが……。
次の日の朝、仕事へ行くために玄関を開け、外に出たあぽりさん。そこで彼女は、とんでもないことに気がつくのです。
台所の窓は下へ降りる階段の上、結構な高低差のある場所に設置されていたのです。その窓を右から左へ通ることなど、3メートルぐらいの身長がある大男でもなければ無理……と気づいたのでした。
人間があの窓を右から左へ通るのならば、空中にでも浮いていなければ不可能……誰かのイタズラだと考えるのも非常に難しいです。あの夜にあぽりさんが見た、「窓の外を右から左へ移動したモノ」は一体なんだったのか……。怖くなったあぽりさんはそれ以降、深夜の台所の窓を絶対に見ないようにしたそうです。
出典:ライブドアブログ
記事:たけしな竜美(@t23_tksn)
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