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列車の前面や側面に書いてある、謎めいた「数字とアルファベットの羅列」これは何? 「列車番号」のお話(1/2 ページ)

ぱ、パスワードかな? 「500系」とかのアレかな……?

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 列車の前面には、「普通」などの列車種別や「海芝浦」などの行き先とともに、「アルファベットと数字」の何のことか分からない文字列も表示されています。これは何でしょう。

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上野東京ライン この列車には「1152M」と表示されている(写真:新田浩之、以下同)

 例えばJR上野東京ラインのある列車には「上野東京ライン」の横に「1152M」と数字4桁+アルファベットで表記されています。おおさか東線は例えば「64A」で、数字2桁+アルファベットの表記です。

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鶴見線 こちらには行き先表示とは別の表示パネルに「1212B」と表示されている
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おおさか東線 こちらは「64A」。数字2桁+アルファベットの構成

 数字4桁+アルファベットの羅列、これは「列車番号」といいます。鉄道の運行において個々の列車に与えられ、「この列車である」を示す識別子です。

 試しに時刻表を開いて見てみましょう(交通新聞社のJR時刻表はスマホアプリ版のLiteもあります)。それぞれの列車の上には「2314F」とか「314F」といった列車番号も書かれています。

 列車番号は特急列車にも付番されます。例えば、東京から伊豆へ向かう特急「踊り子1号」の列車番号は「8061M」となっています(2021年6月現在)。

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時刻表にもきちんと「列車番号」が書かれている
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